“はみつく”の漢字の書き方と例文

語句	割合
食尽	100.0%

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

されどもその一旦の憤（いきどほり）は、これを斥けしが為に消ゆるにもあらずして、その必ず得べかりし物を失へるに似たる怏々（おうおう）は、吾心を食尽（はみつく）し、終（つひ）に吾身を斃（たふ）すにあらざれば

金色夜叉 (新字旧仮名) ／尾崎紅葉(著)

その臭（かざ）の主（ぬし）も全くもう溶（とろ）けて了って、ポタリポタリと落来る無数の蛆（うじ）は其処らあたりにうようよぞろぞろ。是に食尽（はみつく）されて其主が全く骨と服ばかりに成れば、其次は此方（こッち）の番。