“はつほ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ハツホ
語句割合
初穂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎年、領地の三河から初穂はつほを持って出てくる郷里の領民からは、氏神のように、尊敬されている父でもある。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神前へのお初穂はつほ供米くまい、その他、着がえの清潔な行衣ぎょういなぞを持って、半蔵は勝重と一緒に里宮の方へ歩いた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「おかげさまで、すっかり当ってしまいました。これで、わたしの胸も、すっかり透いてしまいました。就きましては早速、心ばかりのお初穂はつほを差上げまするつもりで……」
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)