“はちう”の漢字の書き方と例文
語句割合
鉢植100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉢植はちうえのつるばらがはやると見えて至るところの花屋の店に出ている。それが、どれもこれも申し合わせたようにいわゆる「懸崖けんがいづくり」に仕立てたものばかりである。
錯覚数題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかし鉢植はちうえの花の場合でさえ、人間の勝手気ままな事が感ぜられる気がする。何ゆえに花をそのふるさとから連れ出して、知らぬ他郷に咲かせようとするのであるか。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
小さな薔薇ばら鉢植はちうえを持っていたが、それも忘られて室の片すみに枯れしぼんでいた、他の片すみにはバタ用のつぼがあって水がはいっていたが、冬にはその水が凍って