“はしぐい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
橋杭96.0%
橋杙4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ何かしら、あのドロンと淀んだ橋杭はしぐいの下の薄暗がりに、人を引きつける力がひそんでいるのでもあろうか。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
永代の橋杭はしぐいの処へずッと港板みよしが出てなんだか知りませんがそれと云って船頭が島田髷を取って引上げました。
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
二日三日のころにはその両国橋をはじめ、厩橋、吾妻橋の橋杙はしぐいに、死体が一ぱいになっていたということを聞いていたので、私はさほどに驚かなかった。
死体の匂い (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)