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にんさんばけしち
ふりがな文庫
“にんさんばけしち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
人三化七
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人三化七
(逆引き)
「馬鹿だなア、娘と聞くと眼の色を變へて乘り出しやがる。——四十八歳のゆき遲れで、
人三化七
(
にんさんばけしち
)
だつた日にや、女房の取次があんなに
彈
(
はず
)
むものか」
銭形平次捕物控:318 敵の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
生まれ故郷の
清河県
(
せいかけん
)
でもそうだったが、この街でもそろそろ兄さんを小馬鹿にする
餓鬼
(
がき
)
どもの声が立っている。
饅頭
(
まんじゅう
)
売りの
人三化七
(
にんさんばけしち
)
だとか、ぼろッ
布
(
き
)
れの
儒人
(
こびと
)
だとかろくな
蔭口
(
かげぐち
)
を言やあしねえ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まさか美男の源吉が
人三化七
(
にんさんばけしち
)
のお越に手を出さうとは思はなかつたよ。多分、浮氣者の源吉が、ほんの出來心で、たつた一度ふざけたのだらうが、
醜女
(
しこめ
)
のお越にとつては、命がけの事だつた。
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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