“にせきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
偽金50.0%
贋金50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七兵衛は得意になって、正徳しょうとく享保きょうほ改鋳金かいちゅうきんを初め、豆板、南鐐なんりょう、一分、二朱、判金はんきん等のあらゆる種類を取並べた上に、それぞれ偽金にせきんまでも取揃えて、お絹を煙に巻いた上に
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
贋金にせきんの果実をつけて得々たる南部地方ミディイの蜜柑の樹、お前は降誕祭の飾り樹に似ている。ただお前はそれよりも貧弱だ。あの枝の中には小さなリキュウルのびんがある。