“にせがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
贋金92.9%
偽金3.6%
贋銭3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今時の贋金にせがねまで一通り盗み並べてみたが、これもホンの見本調べをやってみただけのもので、もうそれだけの知識を備えたから
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
翌日になって任の家から下男をよこして、払った金はすっかり偽金にせがねであるから、つかまえて官にわたすといって来た。二成と臧は顔色を変えて驚いた。臧がいった。
珊瑚 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
「それで、主人あるじが、泥棒だからってんで贋銭にせがねをやって帰したとするんだ」
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)