“にじゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
二樹50.0%
二豎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この年六月中旬から八月下旬まで麻疹ましんが流行して、渋江氏の亀沢町の家へ、御柳ぎょりゅうの葉と貝多羅葉ばいたらようとをもらいに来る人がくびすを接した。二樹にじゅの葉が当時民間薬として用いられていたからである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その結果、出来た図は八十枚程あるが、不幸その後中村先生は、二豎にじゅの冒すところとなり、大正十三年二月二十一日溘焉こうえんとして長逝された。