“なみろく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浪六87.5%
南弥六12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とあるは、柳村、びん博士のことである。その他に一葉の周囲の男性は、戸川秋骨とがわしゅうこつ、島崎藤村、星野天知てんち、関如来にょらい正直正太夫しょうじきしょうだゆう、村上浪六なみろくの諸氏が足近かった。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
また、医学の書生の中にもすこしも医学の勉強をせず、当時雑書を背負って廻っていた貸本屋の手から浪六なみろくもの、涙香るいこうもの等を借りて朝夕そればかり読んでいるというのもいた。
三筋町界隈 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
小脇に引っ抱えてズルんかズルんか引き摺って来て南弥六なみろくに邪魔をされ折角誘拐して来た浜路を伏姫神霊に取り返される。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)