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なにくそ
ふりがな文庫
“なにくそ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
何糞
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何糞
(逆引き)
「
何糞
(
なにくそ
)
。いくら貴様が魔法使いでも、おれはちっとも怖かないぞ。出てゆかねばこうだぞ」
豚吉とヒョロ子
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
三鳥山人
(著)
それを聞くと、僕は「
何糞
(
なにくそ
)
」と
敗
(
ま
)
けない気が出て、いきなりその帽子に飛びつこうとしましたら、帽子も僕も一緒になって学校の正門の鉄の扉を
何
(
なん
)
の苦もなくつき抜けていました。
僕の帽子のお話
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
谷中
(
やなか
)
へ入った時、あんまり
癪
(
しゃく
)
にさわるからとうとう武者ぶりつきましたよ。このまま続けた日にゃ、夜の明ける前に参ってしまう。
何糞
(
なにくそ
)
で、いきなり御用ッと来ましたね。
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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