“ながび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長引60.0%
永日20.0%
長延20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしこの話には邪魔になるものは何にもないんだし、どの點から云つても、この縁談は相應ふさはしいのだから、長引ながびかす必要は少しもないぢやないか。
春の永日ながびがようやく入り日の刻になるころ、春鶯囀しゅんおうてんの舞がおもしろく舞われた。
源氏物語:08 花宴 (新字新仮名) / 紫式部(著)
この年天保七年江戸は春の末より雨のみ多く、梅雨は長延ながびいて初秋に至るもなお晴れる日がすくなかった。すなわち天保凶作の歳である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)