“ながとろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
長瀞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長瀞ながとろ、国府津、箱根、湯河原、熱海、修善寺、等へ殆ど毎年の様に旅行されていた。
解説 趣味を通じての先生 (新字新仮名) / 額田六福(著)
とろりと澄んだ濃藍の長瀞ながとろに、樹の梢は、すくすくと延び上つて、水鏡をしてゐる、川はひつそりと音もなく、蒸々じよう/\と立ちのぼる峡谷の朝霧の底を、櫓の音が、ギイギイと静かにひゞく
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
山里丸やまざとまるの一加番が越前大野の土井能登守利忠どゐのとのかみとしたゞ中小屋なかごやの二加番が越後与板よいたの井伊右京亮直経うきやうのすけなほつね青屋口あをやぐちの三加番が出羽では長瀞ながとろ米津伊勢守政懿よねづいせのかみまさよし雁木坂がんきざかの四加番が播磨はりま安志あんじの小笠原信濃守長武しなのゝかみながたけである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)