“どぶいし”の漢字の書き方と例文
語句割合
溝石100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私なんぞ、まったく、この身体からだ溝石どぶいしにして、這面しゃつらへ、一鑿ひとのみ、目鼻も口も、削りかけの地蔵にして、その六地蔵の下座の端へ、もう一個ひとつ、真桑瓜を横噛よこかじりにした処を、さらしものにされていのです。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
菊花の土間へ以上七人、軒、溝石どぶいしへ立流れて、なお四人ばかり。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)