“どいおおいのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
土井大炊頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは家康の落胤らくいんだと言われた土井大炊頭どいおおいのかみの如きは、ある年、その居城、下総の古河こがへ帰った時、前年までは見る影もなかった農民の家が、今は目に立つようになって来たとあって
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いわずと知れた、土井大炊頭どいおおいのかみさまの御家中、なんてことはどうでもいい。いかにも御主家の名はうけたまわりますまい。おっしゃってくださらなくても結構。
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それ/″\の口書こうしょを以て時の御老中の筆頭土井大炊頭どいおおいのかみ様へ伺いになりましたから、御老中青山下野守あおやましもつけのかみ様、阿部備中守あべびっちゅうのかみ様、水野出羽守みずのでわのかみ様、大久保加賀守おおくぼかゞのかみ様と御評議の上
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)