“とりはらわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
取払100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤十郎のお梶を見詰めるひとみが、異常な興奮で、燃え始めたのは無論である。人妻であると云う道徳的なしがらみ取払とりはらわれて、その古木がかえって、彼の慾情をつちかう、薪木たきぎとして投ぜられたようである。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)