“とめやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
止山50.0%
留山33.3%
禁山16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だって、今上きんじょうの天子さまがお馴染なじみで、毎度毎度、お通いになっている高嶺たかねの花、いいえ、お止山とめやまの花ですもの」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この地方には巣山すやま留山とめやま明山あきやまの区別があって、巣山と留山とは絶対に村民の立ち入ることを許されない森林地帯であり、明山のみが自由林とされていた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
何といつても、承和の帝から禁山とめやまの御宣旨があつて以来、今日まで斧ひとつ入らぬ神山である。夏が来て瑞葉がさし、冬が来て枯葉が落ちる。
森の声 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)