“としゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
斗酒80.0%
屠手20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十年前までの満鉄社員の中には、斗酒としゅなお辞せず口を開けば大陸政策を論ずる人が多かったそうである。
満洲通信 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
朝の空き腹に、斗酒としゅをいれて、張飛はすこし、眼のふちを赤黒く染めた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
屠手としゅは屠獣所から雇うてきたのである。撲殺には何の用意もいらない。屠手が小さなおのに似た鉄鎚てっついをかまえて立っているところへ、牧夫が牛を引いて行くのである。
去年 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)