“とおざむらい”の漢字の書き方と例文
語句割合
遠侍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そちも、当家に仕えて、はや六年ほどにはなるのう。あとで、家司の臣賀に、申しておこう。……きょうよりは、小次郎を、青侍あおざむらいにとりたてて、遠侍とおざむらいの間において、働かせいと」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
身をよろって来た張りあいもないほどである。——が、仙洞せんとうへ来てみると、武者所の一門はひらかれ、一殿でん遠侍とおざむらい、また、もる寝殿しんでんの灯など、常ならぬ気配はどこやらにある。