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でやしき
ふりがな文庫
“でやしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
出屋敷
66.7%
出邸
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出屋敷
(逆引き)
出屋敷
(
でやしき
)
の板かべの一間から、日野俊基は、外ばかり見ていた。——夜来、
侍
(
かしず
)
いていた石川ノ
豊麻呂
(
とよまろ
)
も、まんじりもしなかった瞼である。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まず私自身が、家の
下部
(
しもべ
)
どもをひきつれ、その中に弁ノ殿を
紛
(
まぎ
)
れ籠めて、一たん
古市
(
ふるち
)
の
出屋敷
(
でやしき
)
の方へ移って行きます。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
でやしき(出屋敷)の例文をもっと
(2作品)
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出邸
(逆引き)
別荘の人達はこれらの建物を、四つの
出邸
(
でやしき
)
と呼んでいた。この四つの出邸には、いずれも屈強な男達が、三十人余りもこもっていた。すなわち警護の者どもであった。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
準太は八人の
仲間
(
ちゅうげん
)
をつれ東南の
出邸
(
でやしき
)
を守るがいい。卓三も八人の仲間をつれ東北の出邸を守るがいい。千吉も松次郎も八人ずつつれて、西北と西南の出邸とを、やはり厳重に守るがいい。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
でやしき(出邸)の例文をもっと
(1作品)
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