“てんてんはんそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輾転反側70.0%
転輾反側10.0%
転輾反則10.0%
輾々反側10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫に対する愛と憎の輾転反側てんてんはんそくが伸子の心にまた力を盛りかえした。彼女はどこにいても苦しかった。それ故どこにか心の休憩所を欲して動きまわる。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ぼそぼそと、しばらくは小声こごえで話し合っているらしかったが、やがておキミは寝床から出て行って、あとには椋島一人が、何か考え悩んでいるものか、転輾反側てんてんはんそくしている様子だった。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けれどそのまま、二度と彼女に質問しようとはしませんでした。そしてそのは一晩中、私はそれらのことを確める方法を考えて、まんじりともせずに転輾反則てんてんはんそくしました。
黄色な顔 (新字新仮名) / アーサー・コナン・ドイル(著)
彼は一晩中輾々反側てんてんはんそくして、やっと夜明け方にうとうととした。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)