“てこな”のいろいろな漢字の書き方と例文

カタカナ：テコナ

語句	割合
手古奈	53.8%
手児奈	30.8%
手児名	15.4%

手古奈

手古奈（てこな）の風姿は、胸から頬から、顏かたち總ての點が、只光るとでも云ふの外に、形容し得る詞は無いのである。

古代之少女 (旧字旧仮名) ／ 伊藤左千夫(著)

手児奈

真間の手児奈（てこな）、桜児（さくらご）の伝説などがいつも二人の間の話題だったのは言う迄もない。

光り合ういのち (新字新仮名) ／ 倉田百三(著)

手児名

山部赤人が下総葛飾の真間娘子（ままのおとめ）の墓を見て詠んだ長歌の反歌である。手児名（てこな）は処女（おとめ）の義だといわれている。

万葉秀歌 (新字新仮名) ／ 斎藤茂吉(著)