“てぐす”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:テグス
語句割合
天蚕糸66.7%
天狗素16.7%
天糸16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天蚕糸てぐすでも宜いわけだが、てぐすは水の中でないとかへつて眼につくから、曲者は骨を折つて馬の尾を搜して來た。尤もこの邊は、田舍が近いから、活き馬の尻尾を
あの、鋭い一枚歯で太い天狗素てぐすなど手もなく噛み切ってしまう。それでも、時々は釣れる。
飛沙魚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
彼の老人の家に蓄ふる竿の数は四百四本、薬味箪笥の抽斗数に同じく、天糸てぐすは、人参を仕入るゝついでに、広東かんとんよりのじき輸入、庭に薬研状やげんなりの泉水ありて、釣りたるは皆之に放ち置く。
釣好隠居の懺悔 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)