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ていれん
ふりがな文庫
“ていれん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
低廉
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
低廉
(逆引き)
安南漆
(
あんなんうるし
)
といふものは、
壺漆
(
つぼうるし
)
と云はれて、品質も粗悪で、価格も
低廉
(
ていれん
)
であつたので、漆商の
老舗
(
しにせ
)
では、安南漆を敬遠してゐた傾向があつたものだが、戦時中は日本でも品不足で
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
それでも入場料は五銭とか八銭とかの謂わば大衆的な
低廉
(
ていれん
)
のもので手軽に見られる立見席もあり、私たち貧書生はたいていこの立見席の
定連
(
じょうれん
)
で、これはしかし、まあ小芝居の方で
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
固
(
もと
)
より一般の需要は十円内外の
低廉
(
ていれん
)
な種類に限られているのだろうが、
夫
(
それ
)
にしても、一つ一銭のペンや一本三銭の水筆に比べると何百倍という高価に当るのだから、それが日に百本も売れる以上は
余と万年筆
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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