“ていはくちゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
碇泊中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現在このスカパフロー碇泊中ていはくちゅうの軍艦中で一番でかい軍艦であって、二万九千百五十トンの主力艦であり、速力は二十二ノット、主砲としては十五インチ砲を八門、副砲六吋十二門、高角砲こうかくほう四吋八門
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
二三日前突然、碇泊中ていはくちゅうの軍艦に出動命令が下り、沿岸を廻航してアトゥア叛民を砲撃することになった由。一昨日の午前中、ロトゥアヌウからの砲声が我々を脅した。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
先月来の悪性の感冒もようやえ、この二三日、続けて、碇泊中ていはくちゅうのキューラソー号へ遊びに行っている。今朝は早く街へ下り、ロイドと共に政務長官エミイル・シュミット氏の所で朝食をよばれた。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)