“つめしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
詰所100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さっき与力から呼び出しがあって、新出さんは詰所つめしょへいった、いっしょに来いと云われておれもいったんだ」
ぽつぽつ帰り支度にかかろうかとようやく白みかけた薄墨うすずみの中に胡粉ごふんを溶かしたような梅雨の東空を、詰所つめしょの汗の浮いた、ガラス戸越しに見詰めていた時でした。
(新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
海岸にある「玉井組詰所つめしょ」では、「小使こづかい」と称する賃銀の内金を、松本重雄が子分連中に渡している。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)