“つぼにわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
坪庭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕切りべいをまわした坪庭つぼにわには、高さ一丈ばかりのまきの木が五本あって、庭の白く乾いたぎらぎらする裸の土の上へ、染めたように黒く影をおとしていた。
よく晴れた今日は九月××日で、坪庭つぼにわでは萩と木犀と菊と、うめもどきと葉鶏頭と山茶花さざんかとが、秋のお祭りを行ってい、空ではかりが渡来したばかりの、元気のよい声でうたっていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)