“つくりて”の漢字の書き方と例文
語句割合
作手100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信玄に威服していた連中は、後嗣の勝頼頼むに足らずとして、家康にかんを通ずるものが多い。その最たるものは、作手つくりて城主奥平貞昌父子だった。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
近頃花巻はなまきにも窯が開かれましたが、仕事はこれからであります。よき材料があるので、よき作手つくりてを待つのみであります。花巻はむしろ人形で知られております。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
個人としては小さな作手つくりてでも伝統としての他力は、大きな働きを背負います。この世界に来ますと、天才を別に必要とは致しません。ただ黙々と働く者を歓迎するでありましょう。
益子の絵土瓶 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)