“ぢろだいふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
治郎太夫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼠小僧ねずみこぞう治郎太夫ぢろだいふの墓は建札たてふだも示してゐる通り、震災の火事にも滅びなかつた。赤い提灯ちやうちん蝋燭らふそく教覚速善けうかくそくぜん居士こじがくも大体昔の通りである。もつとも今は墓の石を欠かれない用心のしてあるばかりではない。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)