“ちりづか”の漢字の書き方と例文
カタカナ:チリヅカ
語句割合
塵塚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
永禄二年公家藤原某作てふ『塵塚ちりづか物語』巻三に卜部兼倶うらべかねとも説として、大黒というはもと大国主おおくにぬしみことなり、大己貴おおなむちと連族にて昔天下を経営したもう神なり。
昔日は大いに酌量しゃくりょうすべき事情あるも、今日なおその方角に向かって、家屋はもちろん、便所を設け塵塚ちりづかを置くことを固く禁じているは、笑うべきの至りである。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
塵塚ちりづか物語」は、史書でもなければ風俗書でもない。もちろん嘘談は知れきっているが、しかしこのうちにも、いかに当時の女子が物品視されているかがうかがわれる。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)