“ちゃろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶炉50.0%
茶路50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田舎沙門いなかしゃもんとはちがい、なかなか博識で、北京ほっけいの都会ばなしもゆたかだったから、宋江と呉用とは、茶炉ちゃろに茶を煮ては、よくこの和尚と、風談ふうだんを興じ合っていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
北太平洋の波の音の淋しい釧路の白糠しらぬか駅で下りて、宿の亭主を頼み村役場に往って茶路ちゃろに住むと云うM氏の在否ざいひ調しらべてもらうと、先には居たが、今は居ない、行方ゆくえは一切分からぬと云う。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)