“ちゃぼん”の漢字の書き方と例文
語句割合
茶盆100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
特に形においてそうでありました。私の家では今も茶盆ちゃぼんを日々愛用して離しません。
沖縄の思い出 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
由蔵の部屋から釜場かまばへと梯子はしごを降りている時、赤羽主任は、奥の居間から、湯屋の女房が茶盆ちゃぼんを持って出て来るのを見た。と、同時に、彼は、ハッタと、忘れていた或事に気がついた。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
其れから衛生委員えいせいいいんの選挙、消防長の選挙がある。テーブルが持ち出される。茶盆ちゃぼんで集めた投票とうひょうを、咽仏のどぼとけの大きいジャ/\ごえの仁左衛門さんと、むッつり顔の敬吉けいきちさんと立って投票の結果を披露ひろうする。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)