“ちっきょ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:チッキョ
語句割合
蟄居100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ユダヤ人の部落に蟄居ちっきょして悲惨な生活をつづけたけれども、誰も助ける者はなかった。しかし彼の製作欲はますます熾烈しれつを加えた。
レンブラントの国 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
この特徴を形造った大天才は、やはりすべての日本的固有の文明を創造した蟄居ちっきょの「江戸人えどじん」である事は今更ここに論ずるまでもない。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
文治夫婦は深山みやまの小屋にて、島に一年蟄居ちっきょの話、穴に一年難儀の話、積る話に実がりまして、思わず秋の夜長を語り明しました。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)