“ちかまつしゅうこう”の漢字の書き方と例文
語句割合
近松秋江100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何かの会合のくずれで、近松秋江ちかまつしゅうこう長田幹彦ながたみきひこ、私、それに樗陰が加わって、神楽坂かぐらざか待合まちあいで遊んだことがあったが、誰も懐中は乏しかったので
文壇昔ばなし (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「別れたる妻に送る手紙」という小説を書いた、近松秋江ちかまつしゅうこう氏に同情して、この人のロストラブの哀史を、同情をもって読んでみようと思うといったりしていた。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
近松秋江ちかまつしゅうこうの『意気なこと』という短篇小説は「女を囲う」ことに関している。そうして異性間の尋常ならざる交渉は媚態びたいの皆無を前提としては成立を想像することができない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)