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だきづの
ふりがな文庫
“だきづの”の漢字の書き方と例文
語句
割合
抱角
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抱角
(逆引き)
それに南蛮胴の鎧と云い、水牛の
抱角
(
だきづの
)
に
帝釈天
(
たいしゃくてん
)
の兜と云い、邪推をすれば、内面の弱点を人に
見透
(
みす
)
かされまいとして、
強
(
し
)
いてそう云う威嚇的な
扮装
(
ふんそう
)
をしたと思われぬでもない。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
前述の如くそれには水牛の
抱角
(
だきづの
)
の脇立があるのだが、その外に尚前方
鍬形台
(
くわがただい
)
の所に、鬼を
蹈
(
ふ
)
まえた
帝釈天
(
たいしゃくてん
)
の
前立
(
まえだて
)
が附いている。次にその鎧の一部が南蛮胴であることも、何となく異常な感を起させる。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
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