“だかつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蛇蝎96.2%
蛇蠍3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく申さば一方にて「すらだにも」の如きを許し、他の方にて「も」の一字を蛇蝎（だかつ）視するは如何（いかん）との不審起り可申候。それは左の如き次第に候。
あきまろに答ふ (新字旧仮名) ／ 正岡子規(著)
世界各国、特に兄弟たるべき東亜の諸民族からも蛇蝎（だかつ）の如く嫌われておるのは必ずしも彼らの誤解のためのみでは無い。
戦争史大観 (新字新仮名) ／ 石原莞爾(著)
自由に対する慾望は、しかしながら、すでに煩多（はんた）なる死法則を形成した保守的社会にありては、つねに蛇蠍（だかつ）のごとく嫌われ、悪魔のごとく恐れらるる。
初めて見たる小樽 (新字新仮名) ／ 石川啄木(著)