“たなが”の漢字の書き方と例文
カタカナ:タナガ
語句割合
店借100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、前原は米屋五兵衛と変名へんみょうして、相生町三丁目に店借たながりして、吉良邸の偵察に従事するし、神崎は美作屋みまさかや善兵衛と名告なのって、上杉の白金の別墅べっしょにほど近い麻布谷町に一戸を構えた。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
どういうものか自分はここだけ、よその商人が店借たながりして入り込んでいる気がする。どうしてこの洋品部が丸善に寄生あるいは共生しているかという疑問を出した時にP君はこんな事を言った。
丸善と三越 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
※の荒物屋からは、どんな小作も「店借たながり」をしている。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)