“たいまでら”の漢字の書き方と例文
語句割合
当麻寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その感じは、高田*で汽車を降りて平坦な田畑の間を当麻寺たいまでらの方へと進んで行く間も、絶えず続いていた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
東大寺の大仏、同じくあかがね燈籠扉のレリーフ、法華堂ほつけだう(三月堂)の諸仏像、当麻寺たいまでらの諸像、法隆寺の九面観音像、その他、優にエヂプト、ギリシャの彫刻にも匹敵するものが多いのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
二上山を背景に、中腹に立つ当麻寺たいまでらの東西両塔の典雅な有様、あるいは室生寺むろうじの大杉の間に立つ五重塔の華麗な姿も忘れられない。しかし私は結局、薬師寺の東塔に最も感心するのである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)