“ぞうきんがけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
雑巾掛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
座敷のまわりを雑巾掛ぞうきんがけしてそれから庭に広げてあるむしろを倉へ片づけてから野へゆけと言いつけた。
野菊の墓 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
バケツを提げて、その縁側へお雪が雑巾掛ぞうきんがけに行ってみると、丁度躑躅つつじの花の盛りである。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お糸さんは奉公人でないから雑巾掛ぞうきんがけには関係しなかったが、掃除だけは手伝っていたので、いつも其時分になると、お掃除致しましょうと言っては私の部屋へ来る。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)