“そんしょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
遜色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国芳が写生の手腕は葛飾北斎と並んで決して遜色そんしょくあるものにあらず。「東都名所」と題する山水画中の人物の姿勢、あるひは「生写百面相いきうつしひゃくめんそう
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
すぐれた貴女きじょがたであるが歌はお上手じょうずでなかったのか、ほかのことに比べて遜色そんしょくがあるとこの御贈答などでは思われる。
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)
しかし京水がのちく自ら樹立して、その文章事業が晋に比してごう遜色そんしょくのないのを見るに、この人の凡庸でなかったことは、推測するにかたくない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)