“そぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粗物66.7%
麁物33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし出来上った品から見ますと、実は一番人々から粗末に扱われているいわゆる「粗物そぶつ」とさげすまれているものが、最も特色のあるまた見事なものだと評さねばなりません。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
俗語で下手物げてものとか粗物そぶつとか雑具とか呼ばれる雑器の類は、凡て民藝品に属するわけです。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
此節少々快方候、しかし他出致しかね候まゝ御無礼つかまつり候。此えり麁物そぶつながら呈上(○蘭の絵ハ御苑ニアル分ヲ写させ申候)。御笑留ごしょうりゅう被下度、外粗大なる冬瓜とうがん一つ御目にかけ申候。まづ過日之御礼迄如此かくのごとく候。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)