“そにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
訴人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは盗賊を訴人そにんした者に、「銀二十五枚を与える」という触書のことであった。芝愛宕下あたごしたの南宗院という寺へ三人組の賊がはいり、寺宝を幾つかぬすみ出した。
さては! お探ね者の御書院番を見破られたかな?!——と、今、ここで訴人そにんをされて押えられては、この七日間、苦心惨憺さんたん韜晦とうかいして来たのが何にもならない。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
同じ陰謀に就いて西奉行所へも訴人そにんが出た、今日当番の瀬田、小泉に油断をするなと云ふ手紙である。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)