“そどく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソドク
語句割合
素読87.5%
素讀12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お祖父様のお仕込みで、小学校入学前に四書の素読そどくが一通り済んでいた私は、その振仮名無しの新聞を平気でスラスラと読んだ。
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そこは、八十三郎の部屋なので、机で素読そどくをしながら、矢が、まとへゆかないうちに、窓からよく云いあてて、父を揶揄からかった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
塾生の伊場健之助は十八、ニキビだらけで背高童子で、さる大藩のお留守居の子、田舍の豪士の伜の狩屋三郎といふのは二十二で、ちよいと良い男で子曰くの素讀そどくよりは、小唄を轉がす方が上手だ。
隣の長谷倉甚六郎の浪宅からは、何やら素讀そどくを教へる聲。