“ぜんじょうじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
禅定寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
場所は、大津の禅定寺ぜんじょうじ峠。——それがしもまたその時に、阿波の侍のために捕われて、とうとうここへ送られてまいった。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お千絵をかどわかしたのも旅川のがねであったと見える。おお、しかも明日は、禅定寺ぜんじょうじで待ちあわせて」
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その待ちに待っている唐草銀五郎が、すでに、禅定寺ぜんじょうじ峠の土になっているとは、夢寐むびにも知らぬのであった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)