“ぜんぎょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
善巧50.0%
漸教50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どういうことから自分が生まれるようになったのか、何の宿命でこんな煩悶はんもんを負って自分は人となったのか、善巧ぜんぎょう太子はみずから釈迦しゃかの子であることを悟ったというが、そうした知慧ちえがほしい」
源氏物語:44 匂宮 (新字新仮名) / 紫式部(著)
仏教の生死輪廻りんねは全く因果の規則によることは、ただいま述べたるとおりでありますが、仏教中の漸教ぜんぎょうと申す方では、永き年月の間生死輪廻を経て、真如しんにょ涅槃ねはんの世界に至ることを説けども
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)