“ぜいたくざんまい”の漢字の書き方と例文
語句割合
贅沢三昧100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妖怪でした。贅沢三昧ぜいたくざんまいの生活をしていながら、生きているのがいやになって、自殺を計った事もありました。何が何やら、わからぬ時代でありました。
小さいアルバム (新字新仮名) / 太宰治(著)
お前様が、ほんとうにこの寮に長くいてくれる心算つもりなら、五人扶持、十人扶持も取らせましょう。いえ、もッと贅沢三昧ぜいたくざんまいにもさせてあげましょうぞえ。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弘一君は一人息子なので、広い邸を我物顔わがものがおに、贅沢三昧ぜいたくざんまいに暮していた。親爺おやじは陸軍少将だけれど、先祖がある大名の重臣だったので、彼の家は却々なかなかのお金持ちである。
何者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)