“せやくいん”の漢字の書き方と例文
語句割合
施薬院100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋立つや白湯さゆこうばしき施薬院せやくいん
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
鶉坂うずらざかの大きな建物は、病人を容れる養生所になるのだ。幕府の施薬院せやくいんとしては、小石川養生所と青山に一個所あるが、それは、両方とも漢方医の病院。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
京職は、病人や飢餓の者を、洛外の施薬院せやくいん悲田院ひでんいんに、収容したが、すぐ入れきれなくなり、さらに、関をこえて、地方の飢民まで、都にはいり込んでくる。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)