“せみまるどうし”の漢字の書き方と例文
語句割合
蝉丸道士100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せき明神みょうじんいただきは、無明むみょう琵琶びわを抱いて、ここに世を避けていたという、蝉丸道士せみまるどうしの秘曲を山風にしのばせて、老杉ろうさん空をかくし、こけの花を踏む人もない幽寂ゆうじゃくにつつまれている。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)