“せなみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瀬波60.0%
背並40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裏日本では、羽前うぜんの三瀬から越後の村上あたりまで出て来る海岸路が涼しいところです。途中に温海あつみといふ温泉があります。小塩原と言つたやうなところです。瀬波せなみあたりも好いところです。
談片 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
そして敵勢の大部分が堀切の登りへかかった背並せなみねらって、この手の鉄砲が、一斉に火ぶたを切ったものだった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
臥処ふしどにて身をさびしみしわれに見ゆ山の背並せなみのうねりてゆくが
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)