“せきとば”の漢字の書き方と例文
語句割合
赤兎馬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出ることは止めにしたよ。おれに画桿がかんほこ赤兎馬せきとばのあるうちは、天下の何人だろうが、この呂布を征服することができるものか。——安心せい、安心せい
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
赤兎馬せきとばは、口をあいて馳け向ってきた。韓福は怖れをなして、にわかに門のうちへ駒をひるがえそうとしたがその鞍尻くらじりへ、赤兎馬が噛みつくように重なった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は、武勇絶倫ぜつりんだが、単純な男である。歓びの余り、例の赤兎馬せきとばに乗って、さっそく王允の家へやってきた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)