“せいすいじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
清水寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五条に橋がかってから、庶民の生活図が、南へ伸びた。またたくまに、清水寺せいすいじのふもとや、音羽川、鳥辺野あたりまで、人家が、ながめられて来た。
清水寺せいすいじが峰ふところに建立こんりゅうされても、このあたりは夜に入ると、怪鳥けちょうの羽ばたきを聞くような淋しさである。老杉ろうさんの上に、夕月を見た。やぶ蚊が襲ってくる。通る僧侶もない。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)